赤ら顔に効果的なケア・治療方法は?

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赤ら顔に効果的なケア・治療方法は?

赤ら顔の効果的な治療方法について

毛細血管の拡張や肌の炎症など、複数の原因が考えられる赤ら顔は、症状もそのケア方法・治療方法もさまざまです。

症状の度合いにもよりますが、よっぽど気になる場合はまず皮膚科を受診して適切なケア方法を知ることが大切です。

ここでは、赤ら顔を治す・改善するための一般的なケア方法や医療機関で行われる治療方法を幾つかご紹介します。

自分でできる「赤ら顔」のケア方法

スキンケア方法を見直す

基礎化粧品選びは大丈夫?

まず始めに自分で取り入れる事が出来る赤ら顔のケアにスキンケアの見直しがあげられます。

簡単なことのようですが、洗顔から保湿などは毎日の事だからこそとても重要なポイント。

特に、赤ら顔に悩んでいる場合、基礎化粧品選びは最も重要な事と言っても過言ではないほど。

「スキンケアが刺激になっていないか?」「成分は確かなものか?」「自分の肌に合っているか?」と自分に合った化粧品を慎重に選ぶことが大切です。

洗顔で刺激を与えていない?

大抵の人は朝晩の二回洗顔を行うと思いますが、この時の洗い方を気を付けるだけでも赤ら顔が改善される場合があります。

洗顔のしすぎや洗顔料の使い過ぎ、そして洗う時に力を入れ過ぎているなど、必要以上のケアは顔の赤みを増長させてしまいます。

顔を洗う際には、良く泡立てた洗顔フォームの泡をたっぷりと肌の上で転がすように、そして極力指も肌に触れないよう、優しく洗う事が大切です。

すすぎの際は洗顔料が肌に残らないようにしっかりとすすぎ、刺激物を肌に残さないよう注意します。

また、赤ら顔・顔の赤みが気になる時は、スクラブのような強い刺激を肌に与えるタイプの洗顔料の使用は控えましょう。

皮膚の炎症をしっかりとケアする

赤ら顔に拍車をかけるニキビ・肌荒れは早期解決が肝心

ブツブツとしたニキビや吹き出物による顔の赤みが気になるばかりでなく、炎症を起こした部分の皮膚が薄くなってしまい、赤ら顔の原因となる事もあるので、肌トラブルは出来るだけ早く治す事が大切です。

野菜・ミネラル不足を起こさないように食生活に気を配ったり、いつもよりも長く湯船につかり汗を流して新陳代謝を促すなど、少し生活習慣を見直すだけでも肌トラブルが改善されることも。

ニキビ・肌荒れが酷かったり長引くようであれば、皮膚科などの専門医に診てもらうのが肝心です。

ビタミンCを肌に浸透させやすく加工した成分「ビタミンC誘導体」を取り入れてスキンケアするのも、皮膚の炎症には効果的だといわれています。

呼吸法で自律神経を整える

血管の拡張収縮に影響を与える自律神経の働きが原因になっている場合も多いといわれる赤ら顔。

緊張状態になったり、ストレスを感じる事で血液の流れが滞り顔が赤くなってしまう場合は、自律神経を整えることに意識を傾けてみる必要があります。

自律神経の改善は食事療法や運動療法、薬物療法等、さまざまな治療方法がありますが、生活の中に取り入れやすい対処法のひとつに“呼吸法”があります。

特に、自律神経を整えるのに効果がありおすすめしたいのが「腹式呼吸」です。

方法はいたって簡単で、以下の様に行います。

  1. 仰向けに寝て全身の力を抜く
  2. お腹をふくらませながら息を吸う
  3. お腹から力を抜きながら息を吐く
  4. 息を吸う・息を吐くというのを10回×4セット程行う

お腹がふくらんだり、へこんだりさせて、大きく横隔膜が動くのがポイントです。

医療機関での治療方法

レーザーによる赤ら顔の治療

毛細血管拡張症(赤ら顔)の治療の中でも、最も効果が期待できるものとして一般的になったのがレーザーでの治療です。

美容皮膚科や美容形成外科などで受けることが出来る治療方法ですが、手術や入院が必要ないく、メスを使わないので施術後の腫れや赤みが出るといったダウンタイムもありません。

細血管が拡張してしまっているところにだけピンポイントで治療を行えるので、患部のまわりの組織に影響を与えることもありません。

単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症と診断され、主にダイレーザーという機械を使った治療方法であれば保険適用となります。

しかし、病院や症状によって使うレーザーも異なってきますので、レーザー治療を検討する場合は、納得のいくまでカウンセリングを受けた上で施術を受けられることをおすすめします。

赤ら顔の光治療(フォトフェイシャル)

光治療(フォトフェイシャル)とは、IPLという特殊な光を肌に照射する治療方法の事です。

気になるところだけをスポット的に治療するレーザー治療に対し、このフォトフェイシャルは顔全体に光を当てるのが特徴です。

赤ら顔・顔の赤みの治療以外にも、シミやくすみなどの肌トラブルを改善するため用いられます。

美容皮膚科や美容形成外科などで施術を受けることが出来、数回の通院が必要となるものの、痛みが軽く(輪ゴムではじかれるくらいの痛み)、肌へのダメージが少ない・患部に集中的に照射出来る・治療時間が短い・ダウンタイムがなくすぐにメイク可能・総合的な美肌効果が期待できる、などといった多くのメリットが知られています。

硬化療法

硬化療法とは、血管に硬化剤を注射してすぐに弾性包帯で圧迫することにより、血管の内側をくっつけて繊維化させるという治療方法です。

レーザー治療ではあまり効果が見られないような、太い血管に行なわれることが多いようです。

漢方による赤ら顔の治療

中国で生まれ日本で発達した医学のひとつ「漢方」が赤ら顔に効果を発揮する場合もあります。

漢方薬には、普通の薬のような即効性はないものの、さまざまな種類のものから選べるため、自分の症状にあったものを処方してもらうことが出来ます。

皮膚科で診断を受け、処方されたステロイド剤や抗生物質を服用しても、なかなか赤ら顔の症状が改善することがなかったものの、漢方がピッタリと合い赤みが改善されたという例もあるようです。

医療に頼りたいけど、いきなりレーザーや光治療のような高度な施術というのも抵抗がある・・・。という場合には、一度漢方を試してみるのも良いかもしれません。

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